YO-SUKEです。
2023年12月17日のニュースで知ったのだが
元関脇・寺尾こと錣山親方が亡くなった。
そのニュースで想い出したのが祖父のことだ。
私は祖父と別居ではあったが
週末は暇があれば祖父の家に遊びに行く
いわゆる「じいちゃんっ子」だった。
祖父は書道や読書等を趣味としていて、普段は穏やかな性格でした。
一方気に入らない事があると「たんぱら」おこす一面もあり
(たんぱら=方言で短気、すぐ怒るという意味です)
その姿をよく見れたのが「相撲」だったのです。
そして怒られるターゲットはいつも「寺尾」でした。
テレビの前で「何やってんのよ」「全然ダメだ」「また負けた」
子供だった私は「嫌なら観なきゃいいのに」と思っていました。
しかし勝ったときは手を叩いて大喜び。
「寺尾」は力士の世界では
体が小さいががっちりして筋肉質だったと思う。
そして祖父も身長は低いが同じような体型。
今思えば祖父は自分と「寺尾」を重ね合わせていたようにも思える。
だから負ければ怒ったし
勝てば自分の事のように喜ぶ。
自分より体の大きな相手に立ち向かっていく姿に
「活力」や「勇気」をもらっていたのだろう。
今となってはわからないが、祖父にとってテレビの中の「寺尾」は
「自分自身」であり、「憧れ」であり
そして「ヒーロー」だったのかもしれない。
「相撲」に対しての知識も浅く
記事にすることも失礼にあたるかもしれませんが
「寺尾」の取り組みは
じいちゃんとの想い出になるほど、情熱的で印象深く素敵でした。
ありがとうございました。
心よりお悔やみ申し上げます